自分のプレイを振り返ってみて、こうかなぁ、という案を出してみます。
前提:ごちゃごちゃ考えない
完璧な試合というのは、現実的には存在しない、と思う。確実にミスはある。
けど、それをすべて試合中に修正しようとしても無理がある。1ラウンドに小さなミスが10個あったら、1試合で30のミスとかがあって、それを「はい修正しましょう」とできるだろうか。私はできない。そんなに一度に考えられない。
細かいことはさておいて、大事なポイントだけ頭に入れておく、くらいが現実的だと思う。
ボクシングのセコンドも、試合中で「今のラウンドで26か所の問題が見つかりました。それぞれについて対策をお伝えします」とか言わないと思う。「こことここを意識しよう」くらいのシンプルなアドバイスになるんじゃないだろうか。聞いたことないけど。
細かいのは、動画を撮って後から見直したりして「あーここミスってるな、どうすれば良かっただろう」とかするくらいが現実的だと思う。
その1「操作がちゃんとできてるか?」
ちゃんと動かせてるか、という部分。
これはその日の初めのほうだったり、逆に疲れてきたりしてきたときとかにありがちだけど、そもそも動かせてないと、読みあい以前の問題になっちゃう。
ガードしてるつもりが食らってるとか、コンボができてないとか、確定反撃が反応できてない、とか。
もちろん100%完璧にはいかないけど、「いつもの自分」くらいにはできてるように意識すると良い気がする。
その2「何を食らってる?」
実際にはこれの意識が結構大きい気がする。
例えばなんかコンボされてる回数がこっちより多いときは、なんでコンボ食らってるんだろう?とか。
すごい攻められてるとしたら、どんな技で、あるいはどんなシチュエーションで攻められてるんだろう?とか。
わかりやすく「これを食らいまくってる」とかが無い場合もあるけど、そういうときは、どういうシチュエーションで不利になってるだろう?とか。
その3「自分の試合展開がつくれてるか?」
なんとなく感覚的に「流れがよくない」というときは、相手のペースに飲み込まれている、という場合が多い。「相手がこうくるから、じゃあこっちはこうして。。」という考えは一見正しいようで、常に相手が先手になってしまっている可能性がある。
基本的には「自分のゲーム」をしたほうが有利なはず。まぁ、そんな簡単にできるもんじゃないけど。
番外編:あきらめる
あきらめは大事。投げやりになるという意味ではなくて、「この部分については相手が上手だ。ここでの読みあいは不利になるのはしゃーない」とか「この連携は全然知らないし、対処法がわからないからいいや」みたいなあきらめ。
前提で書いたように、あれもこれもやろうとしても上手くいかないことが多い。それならできないことはあきらめて、「ここだけは譲らない」というポイントを設けるとブレずにすむ。
例えば「この技だけは食らわない」とか「ここの確定反撃は絶対に入れる」とか「いくら食らってもいいから壁だけは背負わない」とか。
番外編:テーマを持つ
「あきらめる」で書いたように、テーマを持つとぶれない。
他の例を出すと「いつもここで攻めたくなっちゃうけど、様子見してみよう」とか「この技の後は、横移動を多めにしてみよう」とか、細かいことでも良い。
正直、それで勝てるということは少ないけど、確実に進歩できる。
それに、勝敗以外に意識がいく。勝った負けたじゃなくて、自分で決めたテーマを達成できたかどうか、に集中できる。
正直、勝負というのは、まぁ勝ったり負けたりするものだと思う。それを「今日は勝率80%目指そう」と思っても、相手次第なところがある。「あー、全然勝てなかった。。」というのはどうしても一喜一憂で、コントロールできるものではない。
それに比べて「今日は壁コンボをミスらないようにしよう」とかであれば自分次第で達成できる。
他にも色々あるとは思うけど、今思いつくものを列挙してみた。
たぶんほかの格ゲー、というか他ジャンルのゲームにも適用できると思う。